納骨
お墓の仕込みが四十九日に間に合わないという場合は、一周忌や三回忌、お彼岸やお盆など、法事の一区切りに合わせて納骨を行おうと思い描く人もいます。墓地埋葬法という法律では、墓地以外の区域に埋葬してはならないと記されていますが、期限については特に記されていません。地域によっては、亡くなってから3か月をまたぐのを嫌って、四十九日よりも前に納骨を行うという地域もあります。加えて、お墓や墓地がなかなか見つからない、ロケーションが決まらない事例など、数年にわたり我が家に置いておいたり、お寺に預けている人もいて、納骨の頃合は各々の事情によって変わってきます。宗派や地域によっては、火葬されてからもうに納骨することもあるようです。一般的な仏式の時、火葬にした遺骨は我が家やお寺にいったん持ち帰り、四十九日の忌明けまで供養します。このため、すでにお墓がある時や、新しくお墓を建てた場合は、供養を終えたという意味も含め、四十九日の法要に当てはめて納骨式を行うことが多いようです。